第2回 ポイントは「セット割」?
ライジングのコメント欄に、
こんな報告をいただきました。
私が住むマンションでは、マンション全体で
一括して新電力会社と契約することで、
共有部分の電気料金が大幅に値引きされ、
それを修繕積立金の負担軽減に繋げる計画を進めておりました。
ところがこの計画には、約250世帯、全ての承諾が必要。
そしてわずか2世帯の反対により計画は頓挫してしまいました。
そりゃ、まぁ、関西電力に勤めている
住民だっていますからね(苦笑)
住民だっていますからね(苦笑)
マンションの場合、
全戸一括契約になっている場合は、
こういうことが起こるらしいですね。
我が家の場合は、幸いにも各戸に
電力メーターがついていて、
個別に電力会社と契約しているので、
乗り換えは容易にできるようです。
集合住宅の場合、こういう電力メーターが
各戸についていれば、乗り換えは容易らしい。
さて、我が家の電力会社乗り換え計画、
第1回ではまず
を利用して、以下の結果を得ました。
【おすすめ順】
1位「東急パワーサプライ」年間実質4882円節約。
2位「東京ガス」年間実質3066円節約。
3位「LOOOPでんき」年間実質941円節約。
【電気代節約額順】
1位「たのしいでんき」年間2125円節約。
2位「myでんき」年間1273円節約。
3位「LOOOPでんき」年間941円節約。
4位「東急パワーサプライ」年間682円節約
5位「イーレックス」年間485円節約
で、「おすすめ順」と「電気代節約額順」
はどう違うのかということですが、
上のランキングの「東急パワーサプライ」に
注目してみてください。
「おすすめ順」は1位で4882円のお得なのに、
「電気代節約額順」では4位で682円の節約
にしかなりません。
にしかなりません。
同じ会社なのに、なぜ?
どういうことかというと、
東急パワーサプライの場合、
電気料金そのものは、東京電力に比べて
年間682円しか安くならないのです。
しかし、電気と合わせて
東急が提供しているインターネットに加入すれば、
ネット料金が年間4200円割引になるため、
682+4200=4882円の節約になるというのです。
電気代そのものよりも、
ネット料金の割引の方が
大きいのですね。
だから「おすすめ順」の方では
「実質○○円節約」と表記しているわけです。
この傾向がもっと顕著なのが
おすすめ2位の東京ガスで、
実は電気代だけを見ると、
東京ガスは東京電力よりも
年間4772円も高いのです!
しかし、ガスとセットにすると
ガス代が年間3240円値引き、
東京ガスと提携するインターネットに
加入するとネット料金が3888円値引き、
さらに「パッチョポイント」が
710円相当つくので、
合計3066円の「実質節約」になるのだとか。
電気代はむしろ高くなるけど、
ガスとネットの値引きで
結果的にお得って、
なんか腑に落ちないような
気もするんですが、
こういう「セット割」が
電力会社を選ぶ
大きなポイントらしいのです。
ENEOSでんきだったらガソリン代が値引きとか、
ソフトバンクやauだと携帯電話料金が値引きとか、
他業種から参入した会社はそれぞれの
業種を生かしたセット割りがあるので、
自分のライフスタイルに合わせた
会社を選べばいいというわけですね。
ちなみに、おすすめ3位のLOOOPでんきは、
電力専業の会社なので、セット割がなく、
「おすすめ順」でも「電気代節約額順」でも
同じ金額になっています。
なお、電気代節約額順
1位の「たのしいでんき」と2位の「myでんき」が
「おすすめ順」には入っていないのですが、
「エネチェンジ」では値段だけではなく、
「エネチェンジのページから切り替えができる」
「発電手段の割合を公開」
「電気の見える化サービスがある」
「再エネ・FIT電気の割合が高い」
「サポート体制が充実」
「地域に密着」
「解約時の違約金なし」
といった「こだわりポイント」を考慮して
「おすすめ順」を設定するため、
こういうランキングになっている
ということです。
というわけで、我が家の乗り換え先としては、
とりあえず「おすすめ順」と「電気代節約額順」のベスト3、
東急パワーサプライ、東京ガス、LOOOPでんき、
たのしいでんき、myでんきの5社を
検討してみたいと思います!(つづく)